たった6ヶ月の学習期間でWEBデザイナーとしての就職を成功させたわけですが、その途中は本当に大変な日々を過ごしました。
本当に「痛みなくして成功なし」とはよく言ったもんです。
今回は僕がデザイナーを目指す過程で直面した困難についてお話しいします。
常につきまとう「お金の問題」
とにかくお金のことはいつも困ってました。
学習期間中は、アルバイトと失業手当だけの収入でなんとかやりくりしなければならなかったので。
失業手当をもらってるとアルバイトをするにもいろいろな制限があったので、働けるだけ働いてお金を稼ぐといったことはできず、常に限られた収入とこれまでの貯蓄の切り崩しで生活をしていました。
また、デザイナーになる時の初期費用も大変でした。
デザイナーになろうと思った時にHTML・CSSとPhotoshopを勉強し始めたんですが、Photoshopを使うためにはそれなりのPCのスペックが必要で、僕が元々持ってたPCだとスペック不足だったためでインストールしたら激烈に動作が遅く、作業どころではなかったんです。
前職の頃にある程度貯金はしてたものの、次に就職できるまでどれぐらい時間がかかるかわからないので、できるだけお金は節約して使おうと思ってたんですが、Photoshopを動かせるぐらい性能の良いPCを買おうとすると相当な痛手になりました。
どんなPCを選んだらよいか迷ってネットを漁った結果、10万円で中古のMacBook Airを買うことにしました。
中古とはいえ10万円でこの性能のMacBookなら非常にお得だったんですが、やはり失業中の身にはかなりきつい出費でした。
勉強するにあたっても必要経費は結構かかりました。
新しいスキルを学ぶ上では何かしらの教材が必要になりますので、動画教材や参考書などを購入しないといけませんし、Photoshop・Illustrator・XDといったAdobeのデザインソフトも月額料金を払わないといけません。
そういったところから僕は常にギリギリの状態で、来月の生活も心配な日々を送っていました。
休みが取れず、常に疲労困憊
職業訓練校に通う前は、週2でアルバイトをしながらそれ以外の日に10時間ぐらい勉強しており、訓練校に通い始めてからは平日は授業・休日はアルバイトという生活をしてました。
なのでこの期間はとにかく丸1日休みを取れることはありませんでしたね。
訓練校の授業は10時〜17時と短いのですが、朝と夜に授業とは別のことを学習したり作品作りをしていたので、食事の時間以外はほとんど何らかの作業に時間を充てていました。
今から考えるとよくここまでやれたなと思うんですけど、僕は性格的にひとつの物事に深く集中するタイプなので、今でも何かにハマったらおんなじような生活になると思います。
ただ体にはしっかりと疲労が蓄積されていたようで、就職が決まってひと安心したときには押さえ込んでいた疲労が一気に襲ってきて、しばらく何をする気力も湧かないような時間もありました。
なのでもし就職が決まるのがもう少し遅かったら、過労で大変なことになっていたかもしれません。
やっぱり未経験から新しい職種に挑むというのは本当に大変なことです。
就職・将来への不安
この不安との戦いも常に頭の中を支配していました。
元来悲観的な性格というのもあるんですが。
まあだからこそあそこまで頑張れたという考え方もできるんですけどね。
「ここまで頑張って勉強してるけど、就職できなかったらどうしよう」
「訓練校に通ってる間は失業手当や給付金がもらえるけど、修了したら全部打ち止めになるからその瞬間に職が決まってなかったら破綻するしかないんじゃないか」
「果たして今のスキルは就職活動で評価してもらえるのかな?」
といった感じです。
本当にこんな精神状態でよく諦めずに勉強を続けて、望んだ職種で就職できたなと思います。
休みなく日々を過ごしているので疲労は溜まってるくせに、不安が強すぎて眠れないこともありましたから。
でもまあこんな状態で半年間過ごしたからこそ、今こうやってデザイナーとして仕事ができていることの喜びも半端ないです。
と、まあこんな感じですね。
途中でも言いましたが、新しいことに挑戦する、特に専門性の高いデザイナーという職種に挑戦するのは並大抵のことではありません。
もし未経験からデザイナーに挑戦しようとお考えの方は、事前にそれなりの覚悟を持って挑戦してください。
おわり